マシンの近状
入手時期は不明…。電源が入らない本体でしたが、電源交換して復活。
HDD、CDドライブも死亡していました。
マザーが生きていたのはある意味奇跡かも。
SDカードのIDE変換アダプタに交換して、Windows 2000をインストールして動かせる状態となりました。
富士通 FMV-DESKPOWER S(FMV-5100D5)について
富士通が低価格で色々なプリインストールソフトをいれたパソコンシリーズです。
この世代のモデルはWindows 95の登場で爆発的に売れたモデルです。
ただこの世代はALiチップセット搭載+Acer OEMマザーという事もあって改造する方には癖のあるモデルだった事で有名です。
FMV-DESKPOWER H(FMV-575D4)と比較すると以下の通り。
FMV-DESKPOWER H FMV-575D4 |
FMV-DESKPOWER S FMV-5100D5 |
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発売日 | 1995年3月 | 1995年11月 |
CPU | Intel Pentium 75MHz P54C |
Intel Pentium
100MHz P54C |
チップセット | ALI Aladdin 2 (M1511+M1512) | ← |
RAM | FPM DRAM 8MB 最大 128MB |
EDO DRAM 8MB 最大 128MB |
ビデオカード | Cirrus Logic
CL-GD5434 (オンボード) 2MB |
ATI Mash64 CT (オンボード) 2MB |
PCI/ISA | PCI 1スロット(1) PC/ISA 1スロット(1) ISA 2スロット(1) |
PCI 1スロット(1) PC/ISA 1スロット(1) ISA 2スロット(1) |
HDD | 540MB | 1GB |
光学ドライブ | CD-ROMドライブ | ← |
USB | 無し | ← |
電源 | AT電源 | ATX電源 |
OS | Windows 3.1 | Windows 95 |
D4時代とD5時代はスペックは似ていますが、マザーボードはモデムカードがメインボード横に取り付けられているのと、
ビデオチップがCirrus LogicからATI Mash64に変更されたのが違いです。
Windows 95時代に合わせたハードウェア変更という感じでしょうか。
富士通 FMV-DESKPOWER S(FMV-5100D5)の現在の仕様
CPU | Intel | MMX-Pentium OVERDRIVE Processor (166MHz、FSB 66MHz) |
CPU キャッシュ | FPM | 256KB |
マザーボード | Acer | V50LA |
チップセット | ALi | Aladdin 2 (M1511+M1512) |
メモリ | EDO SIMM | 128MB (32MB x 4) |
ビデオ | ATI | Mash64 CT 2MB (オンボード PCI接続) |
サウンド | Creative | Sound Blaster 16 (ISA) |
USB | 不明 | 2Port USB PCIカード |
HDD | DiyStudio | SD to IDE SD 8GB |
光学ドライブ | MITSUMI | CD-ROM FV120T |
OS | Microsoft | Windows 2000 SP4 |
インストール可能な最終OSであるWindows 2000をインストール。さすがに古さを感じますね。
CPU MMX-Pentium OVERDRIVE Processorに交換しましたが、166MHzなので大きな効果は無し。
ちなみに入手時からPentium 133MHzだったので、ジャンバー設定オーバークロックの可能性があります。
HDDは、SDカードをIDEデバイスとして認識させる基盤を使いました。
SDカードは、IDEの認識上限である8GBを取り付けています。
カード自体は、元々のHDD取付スペースだと高さが足りないので、増設用HDDスペースに取り付けています。
HWiNFO64測定結果
古いハードで実行するとするとほとんど情報が出ませんw
コメント
この世代のFMVはWindiows 95登場時に売れたモデルという事もあり、いろいろと改造して延命していた方が多かった様子です。
特にAcer製マザーボード、Acer子会社のALiチップセットというのは癖があった様子で、悩まされた方も多かった様子です。