Gateway2000 G6-266


マシンの近状

2000年代に中古で入手したPCです。
10年以上経過して初めて電源投入。HDDはダメでしたがそれ以外は無事動作しました。
2025年に再度メンテナス。いつPentiumIIIに根幹下のだっけ...。(汗

Gateway2000 G6-266について

1997年にPentium IIリリース時に発売されたモデルです。
通常は下のミニタワーですが、旧来のATXケースも選択出来て所有しているのはATX(NEW TOWER)ケースとなります。

しかし、当時のGateway ミニタワーケースは、日本基準だとフルタワーケースですね。

Gateway2000 G6-266の現在の仕様

CPU Intel Pentium III 500MHz
FSB 100MHz
チップセット Intel 440BX AGP Set
メモリ SDRAM 384MB (256MB+128MB)
ビデオカード NVIDIA (Creative) Graphic Blaster RIVA TNT 16MB (PCI)
サウンドカード Creative Sound Blaster AWE 64 Gold
LANカード BUFFALO LGY-PCI-GT
HDD Silicon Power A55 128GB
光学ドライブ 日立LG GSA-4040B (DVDスーバーマルチドライブ)
OS Microsoft Windows XP Professional SP3

ケース以外はほとんどオリジナルが残らない状態に。
マザーはその後のGatewayのIntel 440BXのマザーに交換されています。
多分Gateway G7-500のマザーと思われます。
オリジナルのマザーとの違いの大きな所はメモリがSDRAMになった事とAGPスロットを採用といった所でしょうか。
それに伴い CPUはPentium II 266MHzからPentium III 500MHzヘ。
ビデオカードは、S3 ViRGE GXから、NVIDIA RIVA TNT (PCI)ヘ。AGPカードは認識しなくて全滅...。
サウンドカードは、Sound Blaster 16からSound Blaster AWE 64 Goldヘ。
OSをインストールできる限界のWindows XPにしました。

ケース外観から
今のケースと比較すると手に長い事が判ります。

内部の様子。
マザーボードは現在の通常のATXマザーです。
近年のメーカーPCだと大きくてもマイクロATXサイズが一般的なので今となったら大型マザーです。

マザーボードです。まずオリジナルのマザーを。
スロット型のPentium IIとEDO RAMが時代を感じさせます。

交換後のマザーです。

電源部分。
200W電源です。当時の一番消費電力が大きいのはCPUでした。
ちなみに上は3.5インチベイです。


HWiNFO32測定結果

Katmai世代のPentium III 500MHz、Intem WS440BXのGateway OEM版、RIVA TNT(PCI)です。


GPU-Z測定結果

NVIDIA RIVA TNTです。GeForceが出る前のGPUですね。

HDBENCH測定結果

NDBENCH 3.3.0で測定した結果です。
SSDを取り付けてベンチマークを流石にSSDは速い。

SSDは早いけどビデオが辛い状態。

モデル   Gateway2000 P5-133 (改) Gateway2000 G6-233 (改) 倍率
CPU   Intel MMX Pentium 233MHz
Intel Pentium III 500MHz
2.15倍
チップセット   Intel 430FX Intel 440BX  
RAM   EDO-RAM 128MB SDRAM 384MB  
ビデオカード   S3 ViRGE DX 4MB
NVIDIA RIVA TNT 16MB
 
HDD   SD MLC 4GB 20GB HDD  
OS   Win98 SE WinXP  
ALL   6360 15510 2.44倍
CPU Integer 8955 22612 2.53倍
Float 6864 22524 3.28倍
Memory Read 4501 10021 2.23倍
Write 5212 10739 2.06倍
Read/Write 6439 15047 2.34倍
Video Rectangle 9190 12179 1.33倍
Text 7715 3380 0.44倍
Ellipse 3332 3037 0.91倍
BitBlt 51 74 1.45倍
DirectDraw 14 19 1.12倍
HDD Read 11554 29888 2.59倍
Write 5647 20361 3.61倍
Copy 4898 11324 2.31倍

CrystalMark測定結果

CrystalMarkの2004R7で測定した結果です。
SSDがEIDE変換をかけていて、ケーブルが古いので転送速度が制限されていますが、
読み込みで29MB/s、書き込みで20MB/sの速度が出ていますね。
やはりSDカードは太刀打ちできないですね。

詳細です。P5-133改と比較してみました。

モデル   Gateway2000 P5-133 (改) Gateway2000 G6-233 (改) 倍率
CPU   Intel MMX Pentium 233MHz
Intel Pentium III 500MHz
 
チップセット   Intel 430FX Intel 440BX  
RAM   EDO-RAM 128MB SDRAM 384MB  
ビデオカード   S3 ViRGE DX 4MB
NVIDIA RIVA TNT 16MB
 
HDD   SD MLC 4GB 128GB SSD (EIDE変換)  
OS   Win98 SE WinXP  
CrystalMark   4276 12115 2.83倍
ALU   651 1621 2.49倍
FPU   647 1261 1.94倍
MEM   233 863 3.70倍
Read 88.59 MB/s ( 88 ) 318.18 MB/s ( 318 ) 3.61倍
Write 70.98 MB/s ( 70 ) 1183.66 MB/s ( 183 ) 2.61倍
Read/Write 46.07 MB/s ( 46 ) 113.13 MB/s ( 113 ) 2.45倍
Cache 78.86 MB/s ( 7 ) 2274.33 MB/s ( 227 ) 32.4倍
HDD   1925 5949 3.09倍
Read 11.09 MB/s ( 443 ) 29.94 MB/s ( 1197 ) 8.20倍
Write 5.46 MB/s ( 218 ) 20.40 MB/s ( 816 ) 2.70倍
RandomRead512K 10.88 MB/s ( 435 ) 29.90 MB/s ( 1196 ) 2.74倍
RandomWrite512K 5.78 MB/s ( 231 ) 20.35 MB/s ( 814 ) 3.52倍
RandomRead 64K 9.94 MB/s ( 397 ) 28.49 MB/s ( 1139 ) 2.86倍
RandomWrite 64K 5.03 MB/s ( 201 ) 19.68 MB/s ( 787 ) 3.91倍
GDI   214 1210 5.65倍
D2D   574 1028 1.79倍
OGL   32 56 1.75倍

コメント

Intel 440BXマザーに交換し、PentiumIII、SSD搭載して2000年前後レベルに付いていけるスペックとなっていました。
ただ所有しているAGPのビデオカードがダメになっていて、PCIカードのを付けているのでこの辺りは世代感を感じます。
500MHzのPentium IIIでだいぶマシになったと感じるので1GHz近くのPentium IIIは当時としてはもっと快適かもしれませんね。
2020年代はインターネットも使えなくなっているので使うとしてもレトロゲーム遊ぶようかな。ただデカくて邪魔。

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