マシンの近状
2000年代に中古で入手したPCです。
10年以上経過して初めて電源投入。HDDはダメでしたがそれ以外は無事動作しました。
HDDが8GBまでなので、SD-IDE変換の基盤投入。
メモリ増設して、Windows XPを入れてみました。
Gateway2000 G6-266について
1997年にPentium IIリリース時に発売されたモデルです。
通常は下のミニタワーですが、旧来のATXケースも選択出来て所有しているのはATX(NEW TOWER)ケースとなります。
しかし、当時のGateway ミニタワーケースは、日本基準だとフルタワーケースですね。
Gateway2000 G6-266の現在の仕様
CPU | Intel | Pentium II 300MHz FSB 66MHz |
チップセット | Intel | 440FX PCI Set |
メモリ | EDO RAM | 128MB |
ビデオカード | NVIDIA (Creative) | Graphic Blaster RIVA TNT 16MB (PCI) |
サウンドカード | Creative | Sound Blaster AWE 64 Gold |
LANカード | 3Com | 3C905-TX EtherLink 10/100 |
USBカード | 玄人志向 | USB2.0V-P4-PCI |
SCSIカード | Adaptec | AHA-1510 SCSI (ISA) |
HDD | DiyStudio | SD to IDE SD 16GB |
光学ドライブ | 日立LG | GSA-4040B |
OS | Microsoft | Windows XP Professional SP3 |
入手時からパーツ類は変更されていました。
CPUはPentium II 266MHzから300MHzヘ。
ビデオカードは、S3 ViRGE GXから、NVIDIA RIVA TNTヘ。
サウンドカードは、Sound Blaster 16からSound Blaster AWE 64 Goldヘ。
LANカードとSCSIカードも過去のオーナーが取り付けたものと思われます。
こちらでは、メモリを最大サイズの128MBへ、USB 2.0カードを追加、HDDをSDカード利用タイプに、
光学ドライブをDVDスーパーマルチに。(中古のドライブがこれしかなかった…)
OSをインストールできる限界のWindows XPにしました。
ケース外観から
今のケースと比較すると手に長い事が判ります。
内部の様子。
マザーボードは現在の通常のATXマザーです。
近年のメーカーPCだと大きくてもマイクロATXサイズが一般的なので今となったら大型マザーです。
現行のGatewayのデスクトップモデルは2スロット分しかない小型のATXなので、この時代が懐かしい物です。
参考までに下はGateway DX6785の内部。大体同じサイズにしたのでサイズの違いがよく判るはず。
マザーボードです。
スロット型のPentium IIとEDO RAMとATAケーブルが時代を感じさせます。
そして今の時代は無き、32bit PCIとISAスロット。
CPU部分を。
この当時のCPUはケースからのファンで冷却できるほどでした。
ちなみにマザーボードのシールを見ると1997年4月24日という事が判ります。
スロット部分を。
上から
・PCIビデオカード(Graphic Blaster RIVA TNT)
・PCI空き
・PCI LANカード(3Com)
・PCI USBカード(玄人志向)、ISA兼用スロット
・ISA SCSIカード(Adaptec AHA-1510)
・ISA サウンドカード(Sound Blaster AWE 64 Gold)
となっています。
電源部分。
200W電源です。当時の一番消費電力が大きいのはCPUでした。
ちなみに上は3.5インチベイです。
HWiNFO32測定結果
CPUがIntel Pentium II 300MHz、Klamath世代なのでPentium II時代で一番消費電力が激しかったモデルです。
マザーボードは、Intel製PD440FXです。
GatewayはATXを採用した時代からAcerに買収されるまでの15年ほどIntel製マザーを積極的に採用していた様子ですね。
AGP搭載前の440FXなので、Windows XPはとりあえず動く程度となります。
GPU-Z測定結果
CreativeのGraphic Blaster RIVA TNTですね。
サウンドカードのSound Blasterでデファクトスタンダードの地位を築いていたCreativeは、
当時はハイエンドの3D Blasterとミドル以下のGraphic Blasterでビデオカード分野でも力を入れていました。
GeekBench Score
CPUの性能を測定する定番のベンチマークです。
Model | G6-266 | FX7028j | |
CPU | Name | Intel Pentium II | Intel Core 2 Quad Q9450 |
Base Frequency | 300MHz | 2.66GHz | |
FSB | 66MHz | 1333MHz | |
チップセット | Intel 440FX PCI | Intel G33 Express | |
Memory | Size | 128MB | 3GB |
Type | EDO RAM | DDR2 SDRAM | |
GeekBench 2 | GeekBench Score | 130 | 4443 |
Integer Score | 191 | 6151 | |
Floating Point Score | 163 | 5039 | |
Memory Score | 30 | 1790 | |
Stream Score | 37 | 1765 |
13年後2008年のGateway FX7028jとの比較ですが別世界ですね。
コメント
Intel 440FX時代なので、長く続いたAGP搭載のIntel 440BXと比較すると、
メモリ規格がEDO RAMだったり、AGPがない等、Windows 95、98世代だなと感じます。