Gateway2000 P5-133


広告の写真より

マシンの近状

2000年代に中古で入手したPCです。
Promise Ultra100はマザーのIDEコントローラーが8GBの容量以外は問題なかったので取り外しました。(FMVSⅢ23へ移植)

Gateway2000 P5-133について

1993年に登場したNEW TOWERケースです。
旧タワーケースと比較すると高さは低くなっていますが、国産PCと比較するとはるかに大きいケースです。
P5-133は、Pentium 133MHzモデルという事になります。

Gateway2000 P5-133の現在の仕様

CPU Intel MMX Pentium 233MHz
チップセット Intel 430FX
メモリ EDO RAM 128MB
ビデオ S3 ViRGE DX 4MB
LANポート Intel 21143/2 Based 10/100 mbps Ethernet Controller
HDD SD-IDE SD to IDE SD 8GB
光学ドライブ LITEON iHAP322
OS Microsoft Windows 98 SE

所有しているモデルは、ケースは1993年、マザーは1995年と謎な仕様となっています。
フロントパネルはマザーと同じと思われます。それを考慮すると何かしら理由でケースを交換したと思われます。
多分ケースは、初期のPentium 60MHz搭載モデルなのではと思われます。
MMX Pentium 233MHzとS3 ViRGE DXは入手時から交換されていました。 共に登場時に無いハードですので。
LANカードも前オーナーが追加しているものと思われます。
メモリは最大の128MBに増設。HDDはSDカード利用に交換。
Windows 98のHDDイメージでセットアップしました。

フロントの写真です。
光学ドライブはDVDを使うためにLITEONのスーパーマルチに交換。
入手時についていたのは、ミツミのCDドライブでした。
FDDも壊れていたので交換したのですが微妙に色が白い。

ケース内の写真です。
IDEはPROMISEのATAカードでE-IDEに対応させています。
電源が一番上の為、各ケーブルが長くなることに。

マザーボードです。シールから1995年製造という事が判ります。
現在はIDEカードを外した状態になり少しすっきりしています。
IDEカートは実質8GB以上の容量リミッターカットですね。
マザーに関してはAT時代はCPUやメモリがカードの拡張性を邪魔してしまう問題がありました。
ISAのサウンドブラスター16を搭載しているのですが、写真のスロットでないと他に干渉します。(汗

NEW TOWERとATX TOWERの比較です。

後ろ。電源位置がATXでは下に下がっています。

Windows システム情報

OEM InfoがGatewayに社名変更後の物です・・・。

HWiNFO32測定結果

当時はハードウェアの情報も少ないので全体的に少なく。
最新のHWINFOがWindows 98でも動作するのが凄い。
チップセットは、Intel 430FX、BIOSは1996年4月版である事が判ります。

HDBENCH測定結果

NDBENCH 3.3.0で測定した結果です。
MMX Pentium 233MHzの効果か、結構いいスコアを出しています。

オリジナル状態に近いGateway2000 P5-90と比較してみました。
多分マザーはほぼ近いはずなのだけど結構な差が出ています。

モデル   Gateway2000 P5-90 Gateway2000 P5-133 (改) 倍率
CPU   Intel Pentium 90MHz
Intel MMX Pentium 233MHz
2.59倍
チップセット   Intel 430FX Intel 430FX  
RAM   EDO-RAM 48MB EDO-RAM 128MB  
ビデオカード   ATI Mach64 GX 2MB
S3 ViRGE DX 4MB
 
HDD   SD MLC 2GB SD MLC 4GB  
OS   Win95 OSR2 Win98 SE  
ALL   1765 6360 3.60倍
CPU Integer 3213 8955 2.89倍
Float 2403 6864 2.86倍
Memory Read 2192 4501 2.05倍
Write 3019 5212 1.73倍
Read/Write 3462 6439 1.86倍
Video Rectangle 2375 9190 3.87倍
Text 2565 7715 3.01倍
Ellipse 418 3332 7.97倍
BitBlt 28 51 1.82倍
DirectDraw 5 14 2.80倍
HDD Read 1483 11554 7.79倍
Write 1134 5647 4.98倍
Copy 2082 4898 2.35倍

CrystalMark測定結果

CrystalMarkの最後のWindows95対応版で測定した結果です。
MMX Pentium 233MHz効果でだいぶスコアが上がっています。

ノーマルに近いP5-90と比較してみます。
スペック的には近いはずのメモリとHDD(SD)のスコアの伸びが想像以上です。

モデル   Gateway2000 P5-90 Gateway2000 P5-133 (改) 倍率
CPU   Intel Pentium 90MHz
Intel MMX Pentium 233MHz
2.59倍
チップセット   Intel 430FX Intel 430FX  
RAM   EDO-RAM 48MB EDO-RAM 128MB  
ビデオカード   ATI Mach64 GX 2MB
S3 ViRGE DX 4MB
 
HDD   SD MLC 2GB SD MLC 4GB  
OS   Win95 OSR2 Win98 SE  
CrystalMark   1575 4276 2.71倍
ALU   253 651 2.57倍
FPU   158 647 4.09倍
MEM   158 233 1.47倍
Read 46.49 MB/s ( 46 ) 88.59 MB/s ( 88 ) 1.83倍
Write 55.09 MB/s ( 55 ) 70.98 MB/s ( 70 ) 1.91倍
Read/Write 29.58 MB/s ( 29 ) 46.07 MB/s ( 46 ) 1.59倍
Cache 65.50 MB/s ( 6 ) 78.86 MB/s ( 7 ) 1.17倍
HDD   654 1925 2.94倍
Read 3.67 MB/s ( 146 ) 11.09 MB/s ( 443 ) 3.03倍
Write 1.22 MB/s ( 48 ) 5.46 MB/s ( 218 ) 4.54倍
RandomRead512K 4.50 MB/s ( 180 ) 10.88 MB/s ( 435 ) 4.54倍
RandomWrite512K 1.12 MB/s ( 44 ) 5.78 MB/s ( 231 ) 5.25倍
RandomRead 64K 4.80 MB/s ( 192 ) 9.94 MB/s ( 397 ) 2.07倍
RandomWrite 64K 1.12 MB/s ( 44 ) 5.03 MB/s ( 201 ) 4.57倍
GDI   58 214 3.69倍
D2D   191 574 3.01倍
OGL   15 32 2.13倍

コメント

このGatewayのケースはいかにもアメリカという感じでしたね。
この当時のGatewayオーナーは延命の改造している方が多く、ノーマルのままというケースが少ないです。

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