ロードスター歴代モデル情報

ユーノス・ロードスターを1989年に発売して、もうすぐ四半世紀となります。
モデルは大きく分けれてNA、NB、NCと3モデルありますが、細かな違いは書ききれない程あります。
モデルの履歴をざっと書いてみました。
なお、海外では年次モデルとして販売されており、毎年改良されていました。
この為、国内モデルもこれに合わせたパーツ変更が行われているため、実際にはこの区分以上に変更されている事になります。

ユーノス・ロードスター (NA6CE 前期型)
1989年9月〜1991年7月
E-NA6CE-100000〜150228

記念すべき初代モデルです。開発担当主査は平井敏彦氏。
「人馬一体」というコンセプト元に妥協せず社内を説得して発売までこぎ着けたのは凄い事かと思います。
米国向けの「MX-5 Miata」が1989年2月のシカゴ・オート・ショーで発表され、5月から北米で販売を開始しました。
日本向けは、マツダの5チャンネル構想の一つであるユーノス店の専売車として登場し、9月から販売開始されました。
初期モデルで通称梅干しデフ等は米国の1989年モデルに搭載されていて途中変更したため、日本では超初期ロットしか無い状態になっています。
1989年モデルはMTモデルのみで、1990年にATモデルが追加されています。
そしてユーノス店1周年記念としてV SPECIALが発売されました。
これは主査の平井氏のお気に入りだった様子で、その後平井氏もV SPECIALを購入してマツダ退社後も乗り続けていました。

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
1990年3月〜 ATモデル モデル追加
1990年8月〜 V SPECIAL モデル追加

ユーノス・ロードスター (NA6CE 中期型)
1991年8月〜1992年7月
E-NA6CE-150229〜

初期型モデルで販売後に寄せられたユーザーの声を反映した改良モデルです。
トランクオープナーの追加、リアの腰砕けを防止する為にリアクロスメンバーの追加が行われています。
開発担当主査は1991年から山本 紘氏。ユーノスコスモの開発主査でユーノスブランドのモデル開発の当時のまとめ役でした。
平井氏が離れたため、後任の主査が決まるまでの間、 当時の副本部長が担当するピンチヒッター的な状態と思われます。
1992年にロードスターのサスペンションを担当していた貴島孝雄氏が担当主査となります。
この為、現在はロードスターの主査は、平井氏→貴島氏→山本修弘氏と変わってきたという認識になっています。

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
V SPECIAL  
1991年7月 J LIMITED 限定800台
1991年12月 M2 1001 限定300台

ユーノス・ロードスター (NA6CE 後期型)
1992年8月〜1993年6月
E-NA6CE-200000〜

開発担当主査は、中期型と同じく山本 紘氏と貴島孝雄氏です。
この当時、安全性能で国内が話題となっていた為、ドアに側面衝突用のサイドインパクトバーが追加されました。
また運転席エアバックもオプション選択出来る様になりました。
この関係で重量が初期型から比較して20kg増えて960kgとなっていました。
このマイナーチェンジで走りを重視したS SPECIALが追加されています。

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
V SPECIAL  
S SPECIAL  
1992年11月 M2 1002 限定300台(100台)
1992年12月 S LIMITED 限定1000台

ユーノス・ロードスター (NA8C シリーズ1)
1993年7月〜1994年7月
E-NA8C-100000〜

メイン市場である米国の要望を受けて登場したのが1800ccモデルです。
開発担当主査は山本 紘氏(1991年)と貴島孝雄氏(1992年〜)。
NA8Cの開発を進めたのが山本氏だったのか当時の説明では山本 紘氏が主査扱いで紹介されています。
米国市場を考慮して、ファイナルをハイギアードする等のクルージング重視の改良がされています。
この仕様は日本では反発があり結果的にシリーズ2で戻される形になりましたが、海外はシリーズ1のままでモデル末期まで販売されました。
またNA6CEの時は、車検証の車名が「ユーノス」になっていましたが、NA8Cからは車名が「マツダ」に変わっています。

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
V SPECIAL  
V SPECIAL Type II モデル追加
S SPECIAL  
1993年11月 TOKYO LIMITED 限定40台
1993年12月 J LIMITED II 限定800台
1994年2月 M2 1028 限定300台

ユーノス・ロードスター (NA8C シリーズ1.5)
1994年8月〜1995年7月
E-NA8C-300000〜

年次小改良と言えるマイナーチェンジです。
開発担当主査は、貴島孝雄氏に引き継がれ、NCまで担当する事になります。
日本仕様は、NA8Cで採用した非線形スロットルからNA6CEと同じ線形スロットルへ戻しています。
欧州仕様は、この時に1600cc(NA6C)が復活していて、現在のNCでも2クラスの排気量をラインナップする事になります。

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
V SPECIAL  
V SPECIAL Type II  
S SPECIAL  
1994年7月 RS LIMITED 限定500台
1994年12月 G LIMITED 限定1500台
1995年2月 R LIMITED 限定1000台

ユーノス・ロードスター (NA8C シリーズ2)
1995年8月〜1997年10月
E-NA8C-400000〜

日本市場向けは、評判が悪かった1800ccモデルの手直しが中心となっています。
米国仕様、欧州仕様の左ハンドル車は助手席エアバックも搭載され、これに伴いインパネのデザインも変更されています。
日本仕様のみファイルを4.3に戻し加速性をアップさせています。(欧米は1600cc、1800cc共に4.1を継続)

カタログモデル ノーマルモデル  
スペシャル・パッケージ  
M パッケージ モデル追加
V SPECIAL  
V SPECIAL Type II  
S SPECIAL  
S SPECIAL Type II モデル追加
1995年12月 VR LIMITED Combination A 限定700台
VR LIMITED Combination B 限定800台
1996年12月 R2 LIMITED 限定500台
B2 LIMITED 限定1000台
1997年8月 SR LIMITED 限定700台

マツダ・ロードスター (NB1)
1997年11月〜2000年6月
GF-NB6C-100001〜 / GF-NB8C-100001〜

様々な新しい法規制に対応する為にフルモデルチェンジしました。
開発担当主査は、引き続き貴島孝雄氏。
当時のマツダの台所事情を反映した事もあって、ベース自体は大きな修正はなく、NAをベースに各種補強、改良されたモデルとも言えます。
リトラクタブルヘッドライトは、歩行者保護基準のレギュレーションで不可となった為、固定のヘッドライトとなっています。
当時、軽量化等の説明していて反発もあったので、レギュレーション上の都合と言えば仕方ないねで終わったような気も。
内装に関しては、大幅なクオリティアップして、NAにあったチープさは無くなっています。

カタログモデル 標準車 1600  
Mパッケージ 1600  
スペシャル・パッケージ 1600  
S 1800  
RS 1800  
VS 1800  
1998年12月 10th Anniversary Limited 1800 限定500台
1999年12月 NR LIMITED 1800 限定500台

マツダ・ロードスター (NB2)
2000年7月〜2002年6月
GF-NB6C-200001〜 / GF-NB8C-200001〜

マツダの統一デザインシンボルを取り入れたマイナーチェンジモデルです。
マイナーチェンジでフェイスリフトするのは、ロードスターでは初です。
NB1にあったNAを引きずったデザインから、マツダの当時の共通デザインであるファイブポイントグリルを採用して締った顔へ変わっています。
RS系は16インチが標準となり、ボディ補強、サスペンション、ブレーキ等も強化されています。
2001年末にパーティーレース用にRSと同じボディ補強、サスペンション、ブレーキ等を強化して15インチが標準の1600cc NR-Aが追加されています。

カタログモデル M 1600  
SP 1600  
S 1800  
RS 1800  
RS-II 1800  
VS 1800  
2000年12月 YS LIMITED 1600 限定700台
2001年5月 MAZDASPEED ROADSTER 1800 限定200台
2001年12月 NR-A 1600 モデル追加
MV LIMITED 1600 限定300台

マツダ・ロードスター (NB3)
2002年7月〜2003年8月
GH-NB6C-300001〜 / GH-NB8C-300001〜

新排ガス規制に対応する為にマイナーチェンジしました。
基本的にはNB2から変化はありませんが、排気系についてはNB2と一部互換性が無くなっています。
VSがブラック内装のVS Combination A、ベージュ内装のVS Combination Bと分かれました。

カタログモデル M 1600  
SP 1600  
NR-A 1600  
S 1800  
RS 1800  
RS-II 1800  
VS Combination A 1800  
VS Combination B 1800  
2002年12月 SG LIMITED 1600/1800 限定400台

マツダ・ロードスター (NB4)
2003年9月〜2005年7月
GH-NB6C-400001〜 / GH-NB8C-400001〜

内装に欧州のトレンドあるアルミ調のデザインを取り入れたマイナーチェンジモデルとなります。
またエアロボードにスピーカーが追加されていて、アルミホイールのデザイン変更をおこなわれています。
モデル末期に投入された、ROADSTER COUPEとROADSTER Turboは今後の方向性を探る為の限定モデルと思われます。
ROADSTER COUPEに関しては、マツダの生産工場の火災の影響で受注を早期に打ち切ったため、
実際は限定台数も販売されず希少なモデルになっています。

カタログモデル M 1600  
SP 1600  
NR-A 1600  
S 1800  
RS 1800  
RS-II 1800  
VS Combination A 1800  
VS Combination B 1800  
2003年10月 ROADSTER COUPE Type A 1800 限定200台
ROADSTER COUPE Type E 1800 限定150台
ROADSTER COUPE Type S 1800 受注生産
ROADSTER COUPE 1600 受注生産
2003年12月 ROADSTER Turbo 1800 限定350台

マツダ・ロードスター (NC1)
2005年8月〜2008年11月
CBA-NCEC-100001〜

NA、NBから全てが一新されたフルモデルチェンジモデルです。
開発担当主査は引き続き貴島孝雄氏、副主査にロータリー系エンジンを担当していた山本修弘氏が担当しています。
デザイン的にはNAのデザインを意識した物となっています。
排気量は2000cc、欧州市場のみ保険制度等を考慮した1800cc(126馬力)がラインナップされています。

カタログモデル ロードスター  
RS  
VS  
2005年8月 3rd Generation Limited 限定500台
2005年12月 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車 受注生産
2006年4月 NR-A モデル追加

マツダ・ロードスター (NC1 RHT)
2006年8月〜2007年5月
CBA-NCEC-100001〜 (ソフトトップ) / CBA-NCEC-200001〜 (RHT)

世界中のオープンカー市場がメタルハードトップが中心になっている事から、NCロードターの開発時から進められていたパワー・リトラクタブル・ハードトップ(RHT)が発売後1年経過してから追加されました。
世界中ではソフトトップとRHTは半々の割合ですが、日本市場ではRHTが7割と言う状態になりました。

カタログモデル ロードスター ソフトトップ  
RS ソフトトップ  
VS ソフトトップ  
NR-A ソフトトップ  
RHT RHT  
RS RHT RHT  
VS RHT RHT  
2006年12月 Blaze Edition ソフトトップ 受注生産
RHT 受注生産
2007年4月 MAZDASPEED M'z Tune ソフトトップ 受注生産

マツダ・ロードスター (NC1.5)
2007年6月〜2008年11月
CBA-NCEC-150001〜 (ソフトトップ) / CBA-NCEC-250001〜 (RHT)

RHTが追加された翌年に小改良が行われています。
内装で判るのは、メーターが200km/hスケールになっています。
またVSのタン色の範囲が減っています。
走りの面でもスプリングの変更等が行われています。

カタログモデル ロードスター ソフトトップ  
RS ソフトトップ  
VS ソフトトップ  
NR-A ソフトトップ  
RHT RHT  
RS RHT RHT  
VS RHT RHT  
2007年10月 Prestige Edition RHT 受注生産

マツダ・ロードスター (NC2)
2008年12月〜2012年6月
DBA-NCEC-300001〜

NCロードスターのマイナーチェンジモデルです。
開発担当主査は貴島孝雄氏ですが、実質的な主査は副主査である山本修弘氏が引き継いでいます。
山本氏が担当する事によって、貴島氏よりもよりスポーツ路線が強調されたモデルとなっています。
またソフトトップは日本仕様は全てMTモデルという割り切ったラインナップとなっています。

カタログモデル S ソフトトップ  
NR-A ソフトトップ  
RS ソフトトップ  
S RHT RHT  
RS RHT RHT  
VS RHT RHT  
2009年7月 ロードスター20周年記念車 ソフトトップ 受注生産
RHT 受注生産
2011年10月 BLACK TUNED RHT 受注生産

マツダ・ロードスター (NC3)
2012年7月〜
DBA-NCEC-304865〜

歩行者頭部保護基準に対応する事に伴って、アクティブボンネットを標準装備した延命処置のマイナーチェンジとなっています。
開発担当主査は山本修弘氏が引き継いでいて、次世代のNDも担当する事になっています。
フロント周りのデザイン変更、内装のブラック単色化(多分コストダウン)等がNC3の特徴です。NA8 Sr.2に近い印象を受ける…。
それまでのNCのカジュアルさよりもスポーツカー的なストイックさが強められた印象です。

カタログモデル S ソフトトップ  
NR-A ソフトトップ  
RS ソフトトップ  
S RHT RHT  
RS RHT RHT  
VS RHT RHT  
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